不動産の仕事は、店舗・内見や物件確認の外出先・本社の管理部門・オーナーや協力業者と、関係者があちこちに分かれています。
そのため電話・メール・FAX中心の連絡では「言った言わない」や折り返し待ちが起きやすく、連絡が後手に回りがちです。
かといって個人のLINEで顧客や物件のやり取りをすませてしまうと、今度は情報漏洩のリスクが気になってきます。
この記事では、不動産会社におすすめのビジネスチャット9選を、料金や特徴がひと目でわかる比較表つきで紹介します。
チャットツールの選び方や、LINE・チャットボットとの使い分け、賃貸管理・仲介の導入事例まで順番に解説します。
- ・話題ごとにスレッド返信で会話を整理
- ・テーマや目的毎にチャンネル作成
- ・未導入の相手にもチャットはそのまま届く
不動産業界でビジネスチャットが必要とされる背景

まずは、不動産会社でビジネスチャットの導入が進む背景を整理します。
電話・FAX・紙が中心の連絡には、不動産ならではの課題があるからです。
電話・FAX・メール中心の連絡は「言った言わない」が起きやすい
電話や口頭でのやり取りは記録が残らないため、聞き間違いや伝え忘れといった小さなミスが起こりやすい連絡手段です。
不動産では、こうした小さな行き違いが、契約条件をめぐるトラブルやお客様からのクレームに直結しかねません。
スピードが求められる場面ほど、折り返しの電話を待つ連絡は不利に働きます。
店舗・外出先・本社に分かれて働き情報が分断されやすい
不動産の営業は、内見や物件確認、現地調査などで社外に出ていることが多く、席にいる時間はむしろ短い仕事です。
店舗・外出先・本社の管理部門と人が分かれているため、その場に居合わせないと情報が届きにくくなってしまいます。
管理部門からの電話が店舗の接客を止めてしまうこともあり、部署や拠点のあいだで連携が途切れがちになります。
複数店舗なら、拠点をまたいで情報をそろえる手間はさらに大きくなります。
個人のLINEで業務連絡すると顧客情報の漏洩リスクがある
手軽さから、私物のスマホの個人LINEで日々の業務連絡をすませている不動産会社は、いまでも少なくありません。
しかし宅地建物取引業者は、氏名・住所・年収・家族構成といった機微な顧客情報を、数多く扱う立場にあります。
個人のアカウントでやり取りをすると、端末の紛失時や退職後にも情報が残り、外部への漏洩リスクが高まります。
そこで、管理者が利用状況を把握できる業務用のチャットツールへ連絡を分けることが、導入の大きな動機になっています。
不動産業でビジネスチャットを導入するメリット
導入で得られる主なメリットを、順に見ていきましょう。
報連相が速くなり顧客対応のスピードが上がる
チャットなら外出先からでもその場で報告・連絡・相談ができ、上司の判断を待たせずに商談を前へ進められます。
一次対応が速いほど、成約のチャンスを逃しにくくなります。
Chatworkの導入事例でも、チャットの活用でお客様への対応スピードが上がったという声が公表されています。
物件資料・図面・写真の共有がスムーズになる
言葉だけでは伝わりにくい物件の情報も、図面や写真のファイルを添えれば、その場で相手に正確に共有できます。
- マイソクや間取り図・図面の共有
- 現地からの室内・外観写真の報告
- 契約書類や重要事項説明書のやり取り
内見や現地調査の途中でも、スマホで撮った室内や外観の写真を、その場で店舗や本社に送って共有できるのも便利です。
やり取りが記録に残り「言った言わない」を防げる
チャットは送った内容が文字で残るため、口頭の連絡にありがちな「言った・言わない」の水掛け論を防げます。
過去のやり取りを検索すれば、以前に取り決めた条件や約束事を、あとからすぐに遡って確認できるのも強みです。
担当を引き継ぐときも経緯が残るので、後任への共有がスムーズです。
業務の属人化を防ぎ担当者不在でも対応できる
案件の状況を担当者ひとりしか把握していないと、その人が休みや外出のあいだは、案件そのものが止まってしまいます。
案件ごとのグループチャットにやり取りを残しておけば、担当者が不在でも、ほかのスタッフが状況を追って対応できます。
不動産特化の追客ツールが「追客の見える化」を掲げるのも、属人化が業界に共通する課題だからだといえます。
ペーパーレス化と残業削減につながる
紙の回覧やFAXをチャットに置き換えれば、印刷や仕分け、保管にかかる手間が減り、現場のペーパーレス化が進みます。
電話の取り次ぎや折り返しに追われる時間も減らせるため、一日の業務がスムーズになり、残業時間の削減にもつながります。
実際に、Chatworkの導入をきっかけに「定時退社」を実現したと公表している不動産会社もあります。
不動産向けチャットツールの選び方

つづいて、ツールを選ぶときのチェックポイントを整理します。
「顧客・物件の情報を、現場で安全に扱い続けられるか」という軸で、次の6つの観点を順に確認していきましょう。
顧客・物件情報を扱えるセキュリティか
不動産のチャットで最も重要なのは、顧客や物件の情報を、外部に漏らさず安全に扱い続けられるかどうかという点です。
- 通信・保存データの暗号化
- 閲覧できる相手を絞るアクセス権限の管理
- 管理者によるアカウント追加・削除やログの確認
退職した人のアカウントをすぐに停止できるかどうかも、顧客情報の漏洩を防ぐうえで欠かせない観点になります。
個人が特定できる情報の書き方を社内でルール化し、業務連絡に絞って併用する運用も、現実的な対策のひとつです。
ITが苦手なスタッフでも直感的に使えるか
不動産会社には、スマホ操作に慣れた若手から、長く勤めるベテランまで、幅広い世代のスタッフが働いています。
全員が使いこなせなければ、一部の人にだけ情報が偏ってしまいます。
LINEのような直感的な操作で、特別な説明がなくても送受信できる分かりやすさを重視して選びましょう。
外出先のスマホから使いやすいか
内見や現地調査、外回りの多い不動産では、外出先で使うスマホアプリの使いやすさが、そのまま定着のしやすさを左右します。
物件写真や図面が画面で見やすいか、大事な通知に気づきやすいかを、導入前に実際に触って確かめておきましょう。
移動中でもすぐ開ける動作の軽さは、想像以上に重要です。
オーナー・協力業者など社外ともつながれるか
不動産の連絡は社内だけで完結せず、社外の関係者とのやり取りが日常的に、しかも数多く発生するのが特徴です。
- 賃貸管理:オーナー・入居者・設備業者・保証会社
- 売買仲介:司法書士・金融機関・リフォーム会社
- 複数店舗:本社と各拠点のスタッフ
社外ユーザーを招待できるか、招待した相手の分にも費用がかかるかを、あわせて確認しておきましょう。
物件・案件ごとに話題を整理できるか
1つのグループチャットに複数の物件や案件の連絡が流れ込むと、いくつもの話題が混ざり合って追いにくくなります。
時系列に流れるチャットでは、大事な連絡が埋もれてしまいます。
賃貸管理特化のツールが「ひとつの物件にひとつのチャットルームを」と掲げるのも、この課題への答えといえます。
物件・案件ごとにスレッドやチャンネルで会話を分けて残せるかどうかは、定着を左右する大切な観点になります。
たとえばChatworkなら、あとからスレッド表示を追加できるChrome拡張「スレッドワーク」を使う方法もあります。
スレッドワークはChatwork公式が提供するものではありませんが、話題ごとに会話を分けて連絡を追いやすくできます。
連絡が埋もれる悩みは「チャットワークでメッセージが埋もれる原因と対策」、話題を分ける方法は「チャットワークにスレッド機能はある?」で解説しています。
無料で始められるか・費用は適正か
チャットツールはスタッフ全員で長く使い続けるものなので、費用は月額ではなく総額で考える必要があります。
- 無料プランの人数やメッセージ閲覧期間などの制限
- 1人あたり課金か、人数ごとの定額か
- オーナーや協力業者など社外メンバーの分の費用
無料プランで試してから有料に移る、段階的な進め方も有効です。
社内連絡・顧客対応・自動応答でツールを使い分ける

「チャット」と呼ばれるものには、目的の異なる3つの種類が入り混じっています。
まず、それぞれの役割と代表的なツールを整理しておきましょう。
| 目的 | 使うツール | 主な相手 |
|---|---|---|
| 社内・取引先の連絡 | ビジネスチャット | 社員・オーナー・協力業者 |
| 顧客とのやり取り | LINE公式アカウント・追客チャット | 見込み客・入居者 |
| 問い合わせの一次対応 | チャットボット | 物件サイトの来訪者 |
社内・取引先との連絡には汎用ビジネスチャット
本記事の主役である汎用ビジネスチャットは、社内のスタッフやオーナー・協力業者との業務連絡に使うツールです。
店舗間・本社・現場のやり取りをすべてここに集約すれば、社内に散らばっていた情報共有を一本化できます。
Chatworkのように社外ユーザーとつながれるツールなら、取引先との連絡までまとめて扱えます。
顧客とのやり取りにはLINE公式アカウントや追客チャット
見込み客や入居者とのやり取りには、社内用のビジネスチャットとは分けて、別のツールを使うのが基本になります。
担当者の個人LINEの交換には、抵抗を感じる顧客も一定数います。
会社が管理するLINE公式アカウントや不動産特化の追客チャットを使えば、担当者が代わっても履歴が会社に残ります。
問い合わせの一次対応にはチャットボット
物件サイトの自動応答や、空き状況・内見予約の一次受付は、チャットボットが得意とする領域です。
チャットボットは顧客対応の自動化、ビジネスチャットは人と人との業務連絡と、そもそもの目的が大きく異なります。
置き換えではなく、役割で分けて併用するのが基本の考え方です。
不動産会社におすすめのチャットツール6選【比較表付き】
ここからは、不動産業向けチャットツールのおすすめ9選を、汎用型と不動産特化型に分けて紹介していきます。
まずは全9ツールの料金・無料プラン・社外招待の可否を、早わかりの比較表にまとめました。
| ツール | タイプ | 無料プラン | 料金の目安 | 社外ユーザー招待 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Chatwork | 汎用型 | あり(閲覧40日など制限あり) | 700円〜/1人・月(年契約) | できる | 社内・取引先の連絡 |
| LINE WORKS | 汎用型 | あり(30人まで) | 450円〜/1人・月(年契約) | できる(外部LINE連携) | 社内連絡+顧客のLINE対応 |
| direct | 汎用型(現場向け) | あり(10名まで) | 7,200円〜/月(10名まで定額) | できる(ゲスト) | 社内・協力業者の連絡 |
| WowTalk | 汎用型 | なし(2週間のお試し) | 360円〜/1ID・月(年契約・30ID〜) | 要問い合わせ | 社内連絡・管理重視 |
| Microsoft Teams | 汎用型 | あり(会議60分まで) | 599円〜/1人・月(年契約) | できる(ゲスト) | 社内連絡・Web会議 |
| Google Chat | 汎用型 | あり(個人向けは無料) | 800円〜/1人・月(年契約) | できる | 社内連絡・資料共有 |
| アトリク | 不動産特化(追客) | 記載なし | 11,000円〜/月(1店舗5名まで) | 顧客と可 | 顧客対応(追客) |
| マテバチャット | 不動産特化(賃貸管理) | あり(無料登録) | 要問い合わせ | できる(オーナー・入居者・業者) | 物件単位の連絡 |
| KANNA | 特化(案件管理) | あり(1GB内で基本機能) | 要問い合わせ(見積もり) | できる | 工事・案件の連絡管理 |
料金は2026年8月時点の各公式サイトの表示をもとにした目安で、特記のないものは税抜・年間契約時の金額です。
無料プランの条件や最新の料金、要問い合わせのツールの費用は、必ず各公式サイトで確認してください。
まずは業種を問わず使える汎用型6つから見ていきましょう。
Chatwork|中小の不動産会社に広く普及し無料から始めやすい
Chatwork(チャットワーク)は、国内の中小企業に広く普及している国産のビジネスチャットです。
- 特徴:シンプルな操作でタスク管理も標準搭載、建設・不動産の導入事例が豊富
- 料金の目安:月700円〜/1人(年契約)
- 無料プラン:あり(過去メッセージの閲覧は直近40日以内などの制限あり)
- 向いている会社:ITに不慣れな人が多い中小の不動産会社、取引先がChatworkを使う会社
社外ユーザーともつながりやすいため、オーナーや協力業者との連絡も同じツールにまとめて扱えます。
店舗×物件×案件で連絡が増えると話題が流れて重要な連絡が埋もれますが、Chrome拡張の「スレッドワーク」を使えばスレッド表示で整理できます。
スレッドワークはChatwork公式が提供するものではなく、いま使っているChatworkにスレッド表示を足すChrome拡張です。
拡張機能について詳しくは「チャットワークChrome拡張機能アプリおすすめ10選」で紹介しています。
LINE WORKS|LINEと同じ操作感で顧客対応にも使える
LINE WORKS(ラインワークス)は、LINEとほぼ同じ操作感で使えるビジネスチャットです。
- 特徴:既読確認や掲示板を搭載、社外のLINEユーザーとも連絡できる
- 料金の目安:月450円〜/1人(年契約)
- 無料プラン:あり(30人まで)
- 向いている会社:LINEに慣れたスタッフが多く、顧客とのLINE連絡も兼ねたい会社
社外のLINEユーザーとつながれるため、会社の管理下で顧客とのLINE対応を兼ねられる点が不動産と好相性です。
普段のLINEと同じ操作のまま移行でき、教育の手間を抑えられます。
direct|協力業者との連携に強い現場向けチャット
direct(ダイレクト)は、L is B社が提供する現場向けの国産ビジネスチャットです。
- 特徴:既読確認・タスク・写真や図面の共有に対応、建設・不動産の導入実績が豊富
- 料金の目安:月7,200円〜(10名まで定額・人数帯ごと)
- 無料プラン:あり(10名まで)
- 向いている会社:協力業者を含めた現場全体で連絡を一元化したい会社
ゲスト招待で社外の業者ともつながれるため、リフォームや原状回復の現場連絡にも向いています。
WowTalk|管理機能とセキュリティ重視の国産チャット
WowTalk(ワウトーク)は、キングソフト社が提供する管理機能に強みのある国産ビジネスチャットです。
- 特徴:管理者によるアカウント管理やセキュリティ機能、不動産の導入事例もある
- 料金の目安:月360円〜/1ID(年契約・最低30ID〜)
- 無料プラン:なし(2週間の無料お試しあり)
- 向いている会社:アカウント管理やセキュリティを重視する不動産管理会社
顧客の個人情報を数多く扱う立場として、アカウントの管理機能やセキュリティ面を特に重視したい会社に向いています。
無料プランはないため、まず2週間の無料お試しで操作性や管理機能を確かめてから導入するとよいでしょう。
Microsoft Teams|Microsoft 365利用の会社に導入しやすい
Microsoft Teams(チームス)は、Microsoft 365に含まれるチャット・Web会議ツールです。
- 特徴:ビデオ会議やファイルの共同編集に強み、本社・管理部門の業務と相性が良い
- 料金の目安:月599円〜/1人(年契約・Essentials)
- 無料プラン:あり(会議60分までなどの制限あり)
- 向いている会社:すでにExcelやWord、Microsoft 365を使っている会社
Microsoft 365のライセンスがすでにあれば、追加費用を抑えて始められるのが大きな強みになります。
Google Chat|Google Workspaceの資料共有と好相性
Google Chat(グーグルチャット)は、Google Workspaceに含まれるチャットツールです。
- 特徴:スプレッドシートやドライブとの連携がスムーズ、スペースで案件ごとに整理
- 料金の目安:月800円〜/1人(年契約・Business Starter)
- 無料プラン:あり(個人向けのGoogle Chatは無料)
- 向いている会社:すでにGmailやドライブを業務で使っている会社
スペースを使えば物件や案件ごとに会話を分けられ、話題の整理に向いています。切り分け方は「チャットワークのチャンネル機能とは」も参考になります。
不動産業界に特化したチャットツール3選
次に、不動産業界向けに作られた特化型のツールを3つ紹介します。社内連絡というより、顧客対応や物件・案件の管理に強みがあるツールです。
アトリク|顧客との追客チャットを店舗全員で共有
アトリク(Atlicu)は、株式会社サービシンクが提供する不動産業界特化の追客チャットアプリです。
- 特徴:物件検索・紹介・追客をアプリで完結、顧客情報と担当者のやり取りを店舗全員で共有
- 料金の目安:初期費用11,000円・月額11,000円(1店舗5名まで・税別)
- 向いている会社:顧客とのやり取りを見える化し、追客を店舗で共有したい賃貸仲介
社内連絡ではなく顧客対応のためのツールなので、社内用のビジネスチャットとは併用の関係になります。
料金やキャンペーンは変わる場合があるため、導入前にかならず公式サイトで最新の内容を確認してください。
マテバチャット|1物件1ルームで賃貸管理をまとめる
マテバチャットは、マテバ株式会社が提供する不動産管理に特化したチャットツールです。
- 特徴:1つの物件に1つのチャットルーム、オーナー・管理会社・入居者・設備業者をつなぐ
- 料金の目安:要問い合わせ(無料登録で機能を試せる)
- 向いている会社:修繕記録などを物件単位で残したい賃貸管理会社
やり取りや修繕の記録を物件ごとに蓄積できるため、オーナーや業者を含む関係者のあいだの伝言の行き違いを防げます。
無料登録で試せますが、詳しい料金は公式サイトで確認しましょう。
KANNA|リフォーム・原状回復の案件管理とチャット
KANNA(カンナ)は、株式会社アルダグラムが提供する案件管理クラウドアプリです。
- 特徴:案件ごとに写真・図面・チャットを一元管理、初期費用0円で導入しやすい
- 料金の目安:要問い合わせ(1GB以内なら基本機能を無料で利用可)
- 向いている会社:リフォームや原状回復など工事案件を抱える会社
もともとは施工管理寄りのツールのため、リフォームなど工事部門を持つ不動産会社に向いています。
案件ごとに写真や図面がまとまるので、原状回復や修繕の進捗を協力業者と共有したいときにも便利に使えます。
不動産会社のビジネスチャット導入事例
Chatworkは、建設・不動産の導入事例を公式サイトで公開しています。ここでは不動産会社の事例を、賃貸管理・オフィス仲介・住宅売買に分けて紹介します。
賃貸管理・売買の事例
埼玉県所沢市で管理戸数約2,000戸を扱うサンエイホームは、電話・FAX・メール・紙回覧が中心で情報共有が遅い課題を抱えていました。
報告・連絡・相談をChatworkに一元化した結果、残業が減って「定時退社」を実現したと公表されています。
その後はRPAによる業務の自動化まで発展しており、地域密着の不動産会社でもDXを進められることを示す事例です。
オフィス仲介の事例
オフィス仲介のオフィスナビは、在宅で働く主婦スタッフとChatworkを組み合わせ、物件情報の更新体制を整えました。
公式事例では、公開物件数が2倍になり、問い合わせは150%・売上は120%に増えたと公表されています。
取材はやや前ですが、情報共有が仲介の成果につながる好例です。
住宅・不動産売買の事例
福岡県で新築住宅の設計・施工やリフォーム、不動産売買を手がけるWITHDOM Groupの事例もあります。
導入前は、メールの堅苦しさと、プライベートチャットの公私混同という両方の課題を抱えていました。
Chatworkの導入で必要な相手に必要な情報を共有できるようになり、スピーディにやり取りが進むようになったと公表されています。
チャットツールを不動産の現場に定着させるポイント

よいツールを選んでも、現場で使われなければ意味がありません。
無理なく定着させるコツを、3つにまとめました。
連絡手段のルールを決めてチャットに集約する
電話・メール・チャットが混在したままでは、連絡があちこちにばらけてしまい、結局どれも中途半端になります。
- 通常の連絡・共有はチャットに集約
- 急ぎの用件だけ電話を使う
- 自分宛の連絡はメンションを付けてもらう
どの連絡にどの手段を使うかを最初にルールとして決めておくと、現場が迷わずにチャットを使えるようになります。
連絡が流れて追えなくなるときの対処は「チャットワークでメッセージが流れる原因と対策」も参考にしてください。
顧客情報の書き方とアカウント管理のルールを整える
顧客情報を扱う以上、書き方やアカウントの管理を現場任せにしてしまうのは、できるだけ避けたいところです。
- 顧客名はイニシャルや物件名で表すなど記載ルールを決める
- 端末の紛失時にアクセスを止める手順を用意
- 退職者のアカウントを速やかに停止
管理責任者を決めて一元管理しておくと、監査やトラブルが起きたときにも対応の窓口がはっきりします。
1店舗・1部署のテスト導入から始める
最初から全店で一斉に始めると、初期のトラブル対応に追われてしまい、かえって定着しにくくなります。
まずは1店舗や1部署などの少人数で試し、運用ルールを固めてから全体へ広げていくのが安全です。
現場の声を集めておけば、本格導入の運用ルールもつくりやすくなります。
不動産のチャットツールに関するよくある質問
現場からよく寄せられる質問と回答をまとめました。
不動産業界でよく使われるチャットツールは?
社内や取引先との連絡にはChatworkやLINE WORKSなどの汎用ビジネスチャットが多く使われています。顧客とのやり取りにはLINE公式アカウントや追客チャットと、目的で使い分けるのが基本です。
不動産会社が顧客とLINEでやり取りしても大丈夫?
担当者の個人LINEでのやり取りは、情報漏洩や属人化のリスクがあるため避けるのが無難です。会社が管理するLINE公式アカウントや専用の追客チャットを使えば、履歴が会社に残り、担当交代にも対応しやすくなります。
チャットボットとビジネスチャットの違いは?
チャットボットは、物件サイトでの問い合わせなど顧客の一次対応を自動化する仕組みです。一方ビジネスチャットは人同士の業務連絡が目的で、置き換えではなく役割で分けて併用するのが一般的です。
チャットワークは不動産業でも使える?
Chatworkは建設・不動産の導入事例を公式サイトで公開しており、不動産業でも問題なく使えます。操作がシンプルで無料から始められ、社外ユーザーともつながりやすいため、中小の不動産会社の初手として選ばれています。
無料で使えるビジネスチャットはある?
ChatworkやLINE WORKS、Microsoft Teams、Google Chatなどに無料プランがあります。ただし人数やメッセージの閲覧期間などに制限があることも多いため、自社の使い方に合うかを確かめてから選びましょう。
まとめ|不動産のチャットツールは「安全に連絡を一元化できるか」で選ぶ
不動産のチャットツールは、機能の多さより「顧客・物件の情報を安全に一元化できるか」で選ぶのがコツです。
最後に、この記事の要点を振り返っておきましょう。
- 顧客・物件情報を安全に扱えるセキュリティか
- 外出先のスマホでも、ITが苦手なスタッフでも使えるか
- 物件・案件ごとに話題を整理でき、連絡が埋もれないか
社内はビジネスチャット、顧客対応はLINE公式アカウントや追客チャットと、目的で使い分けるのが基本です。
まず連絡手段を整えたいなら、無料から始めやすく社外ともつながりやすいChatworkが有力な選択肢になります。
一方でChatworkは、複数の物件・案件の連絡が1つのグループに混ざると、大事な連絡が流れて埋もれがちです。
Chatworkでこの「物件・案件ごとの切り分け」まで整えたい場合は、スレッド表示を追加できるスレッドワークが役立ちます。
スレッドワーク|クレカ不要で無料登録・スレッド表示&チャンネル追加の拡張機能

スレッドワークはChatworkにスレッド機能とチャンネル作成ができるChrome拡張機能です。普段の画面のままで、メッセージごとのスレッド返信・チャンネル作成が使え、ChattGPTやClaudeなどの生成AIと連携できます。
- 流れる会話をスレッドスレッド表示・返信(Slackと同じ感覚で使える)
- テーマ・話題ごとにチャンネル作成で会話を整理
- 相手が未導入でも使える ※中核特許技術
- ChatGPTなどの生成AIと連携で要約・チャットボットで自動化
Chatworkの「流れる・埋もれる・遡れない」という3つの問題を、ルーム構成を変えずに解決することを目的に開発しています。導入から利用開始まで最短1分で使えるようになります。
- Google登録・Chatworkアカウントと連携する
- 普段のChatwork画面でスレッド返信・チャンネル作成
- AI連携で会話を要約・チャット内をAI検索・ボット作成
クレジットカード登録不要・14日間の無料トライアル付きでご利用いただけます。Chromeウェブストアで公開中で、登録後すぐにお試しいただけます。
「あの件どうなった?」を、今日で終わりに。
スレッドワークは、Chatworkにスレッド表示とチャンネルを追加するChrome拡張機能です。
Chromeウェブストアで公開中。14日間、すべての機能を無料でお試しいただけます。
クレジット不要/最短1分で開始







