「ラインワークス(LINE WORKS)を導入したいけれど、デメリットが気になる」という方は多いのではないでしょうか。
すでに使っていて、既読のプレッシャーや話題の混線、時間外の連絡にストレスを感じている方もいるはずです。
デメリットは「対策できるか」「構造的に残るか」とセットで判断するのが正解です。
この記事では、LINE WORKSのデメリット8つを対策とあわせて解説し、「やばい・危険」という不安の検証、メリットと向き不向きの判断まで紹介します。
- ・話題ごとにスレッド返信で会話を整理
- ・テーマや目的毎にチャンネル作成
- ・未導入の相手にもチャットはそのまま届く
ラインワークスのデメリット一覧【まず全体像】

LINE WORKSのデメリットは、大きく「構造」「機能・プラン」「運用・心理」の3つに分類できます。
まずは8つのデメリットと対策の対応表で、全体像をつかんでください。
| デメリット | 分類 | 主な対策 |
|---|---|---|
| スレッド機能がなく会話が流れる | 構造 | ノート・お知らせ・スレッド型の仕組み検討 |
| 既読表示がプレッシャーになる | 運用・心理 | 既読ルールの明文化 |
| 管理者に個人トークを見られる可能性 | 運用・心理 | モニタリング方針の明示・公私分離 |
| 時間外の連絡が増えやすい | 運用・心理 | 通知の一時停止・時間外ルール |
| 無料プランの制限が厳しい | 機能・プラン | 制限の把握・プラン見直し |
| スタンプ・装飾の自由度が低い | 機能・プラン | 業務用と割り切る |
| 一部機能の操作性に不満の声 | 機能・プラン | 使う機能を絞る・段階導入 |
| 通信費・端末管理の問題(私物スマホ) | 運用・心理 | 手当・社用端末などのルール整備 |
運用・心理系のデメリットは、ルールの明文化と設定でほぼ対策できます。一方、構造のデメリットは運用では変えられません。
このうち最も見過ごされがちなのが、最初の「会話が流れる」という構造的なデメリットです。次の章から1つずつ解説します。
ラインワークスの主なデメリットと対策

話題ごとのスレッド機能がなく会話が流れる
LINE WORKSのトークには、話題ごとに会話を分けるスレッド機能がありません。
複数の案件や雑談が1本のトークに時系列で流れ込むため、大事な連絡がすぐに埋もれてしまう構造です。
たとえば「A店のシフト調整」の途中に「B店の発注」の連絡が入ると、シフトの結論はすぐ画面の外へ流れます。
「あの件どうなった?」と過去ログをさかのぼる時間が積み重なり、チーム全体の生産性を下げていきます。
リプライ(引用返信)はありますが、どの発言への返事かを示せるだけで、会話の流れは1本のままです。
案件やメンバーが増えるほど深刻になるため、導入前に知っておきたい最大の注意点です。
お知らせ機能やノートで応急処置はできますが、根本解決には話題を分けられる仕組みが必要です。
既読表示がプレッシャーになる
既読表示は伝達確認に便利な反面、「読んだのに返していない」ことが相手に見えるため、心理的な負担になりがちです。
複数人トークでは誰が読んだかまで確認できる場合もあり(管理者設定による)、プレッシャーはさらに強まります。
「既読を付けたくないから開かない」という行動が広がると、かえって伝達が遅れる悪循環に陥ります。
対策は「既読は受領の合図、返信は期限まででよい」というルールの明文化です。急ぎの連絡はメンションで区別しましょう。
「既読後の返信は当日中」「至急は電話かメンション」など、チームに合う基準で構いません。
管理者に個人トークを見られる可能性がある
LINE WORKSの有料プランには、管理者がトーク内容を確認できるモニタリング機能があります。
情報漏えい対策などのための機能ですが、従業員側から見ると「監視されている」という不安の種になります。
対策は、会社側がモニタリングの目的と範囲を明示することです。従業員側は、業務ツールに私的な会話を持ち込まないのが安全です。
なお、無料プランにモニタリング機能はありません。くわしくは後半の「誤解と事実」で解説します。
時間外の連絡が増えて公私の境目が曖昧になる
LINEと同じ操作感で気軽に送れるぶん、勤務時間外や休日の連絡が増えやすいのもデメリットです。
スマホに通知が届き続けると、休んでいても仕事から離れられない状態になり、ストレスの原因になります。
連絡が届くこと自体より、「返さなければ」という気持ちが負担になります。受け手の設定より、送る側のルールが重要です。
通知の一時停止(1時間・2時間・午前8時まで・解除するまで)を活用しつつ、「時間外は原則送らない」というルールをセットで決めましょう。
無料プランは容量・機能の制限が厳しい
無料プランには次のような制限があり、本格運用ではネックになります。
- 人数:30人まで
- ストレージ:共有5GB(追加購入不可)
- 通話:複数人は最大4人・60分まで
- 監査ログ:直近2週間(ダウンロード不可)
2023年の仕様変更で、無料プランの上限は100人から30人に縮小されました。人数が増える見込みがあるなら注意が必要です。
本格運用では有料プラン(スタンダード年契約450円/月・税抜)が前提と考えておきましょう。
スタンプや装飾など表現の自由度が低い
個人のLINEで購入したスタンプはLINE WORKSでは使えず、用意されたスタンプの範囲で使うことになります。
業務ツールとしては十分ですが、LINEと同じ感覚を期待していると物足りなく感じるポイントです。
リアクションや絵文字は使えるため、コミュニケーションの潤滑油はそちらで補い、「業務用」と割り切るのが現実的です。
カレンダー・掲示板など一部機能の操作性に不満の声
口コミサイトでは、カレンダーや掲示板など周辺機能の操作性への不満も見られます。
多機能なぶんメニューの階層が深く、トークの手軽さに比べると使いこなしに慣れが必要です。
最初はトークとノートに絞って導入し、慣れてから機能を広げる「段階導入」が定着のコツです。
操作の質問が繰り返される場合は、よく使う手順だけをまとめたミニマニュアルをノートに置くと負担が減ります。
個人スマホ利用では通信費・端末管理の問題が出る
従業員の個人スマホにインストールして使う場合、通信費や端末の管理をどうするかという問題が出ます。
「私物のスマホに仕事のアプリを入れたくない」という心理的な抵抗も無視できません。
通信費の取り扱いや社用端末の貸与、利用時間の考え方など、導入前にルールを取り決めておくことが大切です。
「業務時間外はアプリを開かなくてよい」と会社が明言するだけでも、心理的な負担は軽くなります。
「やばい」「危険性がある」は本当か|誤解と事実

「ラインワークス やばい」「危険性」と検索されるほど不安の声はありますが、その多くは誤解です。事実を整理しましょう。
不安系の検索が多いのは、「見られるかもしれない」という気持ちのまま使っている人が多い証拠でもあります。
セキュリティ自体は国際認証を取得した法人水準
LINE WORKSは、情報セキュリティの国際規格ISO/IEC 27001のほか、27017・27018・27701などの認証を取得しています。
通信の暗号化や管理者によるアクセス管理など、法人利用に必要なセキュリティ水準を備えたサービスです。
「ツール自体が危険でやばい」という心配は、基本的に不要と考えてよいでしょう。
「筒抜け」の実態は管理者権限の設計の問題
「トークが筒抜け」と言われる実態は、有料プランのモニタリング機能など、管理者権限の話です。
会社がどのようなポリシーで運用するか次第であり、ツールが勝手に情報を漏らすわけではありません。
不安を減らすには、モニタリングの目的・範囲・運用担当を社内で明文化し、従業員に共有することが有効です。
逆に、方針が示されないまま運用される会社では不信感が募りやすくなります。導入時の説明が肝心です。
危険なのはむしろ個人LINEを業務利用し続けること
情報管理の観点で本当に危険なのは、会社が管理できない個人LINEで業務連絡を続けることです。
退職時にアカウントを回収できず、誤送信や情報漏えいが起きても会社側で気づけません。
LINE WORKSのような業務用ツールへの移行は、むしろリスクを減らす方向の選択だと言えます。
「やばい」と感じて個人LINEでの業務連絡に戻るのは、情報管理としては逆効果になりかねません。
ラインワークスのメリット|デメリットと合わせて判断
デメリットだけで判断するのは早計です。多くの企業が導入しているのには、明確な理由があります。
LINEと同じ感覚で現場に定着しやすい
操作画面がLINEとほぼ同じため、ITが苦手なスタッフでも教育コストをかけずに使い始められます。
ビジネスチャット導入で最大の壁になる「現場に定着しない」問題をクリアしやすいのは、他のツールでは得がたい強みです。
導入研修に時間を割けない会社や、パート・アルバイトが多い職場ほど、この差は効いてきます。
LINEユーザーの顧客・取引先とそのままつながれる
外部トーク連携を使えば、顧客のLINEや他社のLINE WORKSと直接やり取りできます。無料プランでも利用可能です。
顧客との連絡がLINE中心の店舗・サービス業なら、この機能だけでも導入する価値があります。
個人LINEで顧客とつながる運用と違い、担当者が退職してもアカウントごと会社で管理できます。
掲示板・カレンダー・アンケートなど現場向け機能が揃う
トークに加えて、掲示板・カレンダー・タスク・アンケートといったグループウェア機能を標準搭載しています。
シフトの共有や全社への周知など、現場運営に必要な連絡が1つのアプリで完結します。ツールを複数契約せずに済むため、コストと管理の手間も抑えられます。
無料から始められる
無料プランがあるため、小規模チームならコストゼロで試せます。
30人までの制限はあるものの、「まず使ってみてから判断できる」のは大きな安心材料です。
小さく試し、効果を確認してから有料化や全社展開を判断しましょう。
デメリットが気になる場合の選択肢|向き不向きの判断

ここまでのメリット・デメリットを踏まえて、向き不向きを整理します。
ラインワークスが向いているチーム
次のようなチームには、LINE WORKSが向いています。
- スマホ中心の現場・店舗スタッフが多い
- 顧客や協力会社とLINEでやり取りしたい
- 既読表示で伝達漏れを防ぎたい
- 掲示板やカレンダーもまとめて使いたい
既読・時間外・監視感といった運用系のデメリットはルールでカバーできるため、現場の使いやすさを最優先するなら有力な選択です。
導入する場合は、既読ルール・時間外ルール・モニタリング方針の3点をセットで整備しておきましょう。
別のツールを検討したほうがよいチーム
一方、次に当てはまる場合は、他のツールも比較したほうが失敗がありません。
- 案件が多く話題ごとの整理が必須
- PC中心の業務でタスク管理を重視
- 既読文化がチームに合わない
- 外部ツールとの連携を重視
乗り換え候補は、SlackやTeams、Google Chatなどスレッド機能を標準搭載したツールが中心になります。
とくに「話題が混ざる・流れる」が主な不満なら、スレッド機能を持つ仕組みが必要です。
シンプルな国産チャットのChatwork(チャットワーク)にChrome拡張機能「スレッドワーク」を組み合わせると、スレッド表示とチャンネルを追加できます。
現場で使えるシンプルさを保ったまま、話題ごとの整理を実現できる組み合わせです。
全面的な乗り換えだけでなく、「社内連絡はChatwork+スレッドワーク、顧客のLINE対応はLINE WORKS」という併用の形もあります。
スレッドワークはChatwork公式ではないサードパーティ製のChrome拡張です。Chatwork専用のため、LINE WORKS上では利用できません。
スレッドワーク|クレカ不要で無料登録・スレッド表示&チャンネル追加の拡張機能

スレッドワークはChatworkにスレッド機能とチャンネル作成ができるChrome拡張機能です。普段の画面のままで、メッセージごとのスレッド返信・チャンネル作成が使え、ChattGPTやClaudeなどの生成AIと連携できます。
- 流れる会話をスレッドスレッド表示・返信(Slackと同じ感覚で使える)
- テーマ・話題ごとにチャンネル作成で会話を整理
- 相手が未導入でも使える ※中核特許技術
- ChatGPTなどの生成AIと連携で要約・チャットボットで自動化
Chatworkの「流れる・埋もれる・遡れない」という3つの問題を、ルーム構成を変えずに解決することを目的に開発しています。導入から利用開始まで最短1分で使えるようになります。
- Google登録・Chatworkアカウントと連携する
- 普段のChatwork画面でスレッド返信・チャンネル作成
- AI連携で会話を要約・チャット内をAI検索・ボット作成
クレジットカード登録不要・14日間の無料トライアル付きでご利用いただけます。Chromeウェブストアで公開中で、登録後すぐにお試しいただけます。
スレッド機能の考え方は、チャットワークにスレッド機能はある?表示のやり方と拡張アプリ3選でくわしく解説しています。
チャンネルで話題を分ける考え方は、チャットワークにチャンネル機能はある?グループチャットとの違いと作り方も参考にしてください。
ラインワークスのデメリットに関するよくある質問
ラインワークスのデメリットについて、よくある質問をまとめました。
ラインワークスの欠点は何ですか
大きな欠点は、話題ごとのスレッド機能がなく会話が流れやすいこと、既読表示が心理的な負担になりやすいこと、無料プランの制限(30人・共有5GB)が厳しいことの3つです。時間外連絡の増加や監視への不安も挙げられますが、これらは運用ルールの整備である程度対策できます。
ラインワークスの個人トークは会社に見られますか
有料プランには、管理者が設定したポリシーに基づいてトーク内容を確認できるモニタリング機能があります。無料プランにこの機能はありません。実際に確認されるかは会社の設定と運用方針次第です。気になる場合は、管理者にモニタリングの方針を確認するのが確実です。
ラインワークスはやばい・危険と言われるのはなぜですか
「管理者にトークを見られるのでは」という不安や、個人のLINEと混同した誤解が主な理由です。サービス自体はISO/IEC 27001などの国際認証を取得しており、法人利用に足るセキュリティ水準を備えています。危険性よりも、モニタリング方針など社内運用の透明性が問われるツールと言えます。
PTAや地域の団体で使う場合のデメリットはありますか
無料プランの30人上限が最初の壁になります。人数の多い団体では収まらない場合があり、役員交代のたびにアカウント管理の引き継ぎも必要です。一方で、プライベートのLINEを教えずに連絡網を作れるメリットは大きいため、管理者役の負担と交代ルールを決めてから導入するのがおすすめです。
ラインワークスのメリットは何ですか
LINEと同じ操作感で現場に定着しやすいこと、外部トーク連携で顧客のLINEとつながれること、掲示板・カレンダーなどの機能が1つにまとまっていることが主なメリットです。無料プランから始められるため、小規模なチームでも導入のハードルが低いツールです。
無料プランのデメリットは何ですか
30人まで・共有ストレージ5GB(追加購入不可)が主な制限です。複数人通話は最大4人・60分まで、管理者の監査ログは直近2週間までで、トーク内容のモニタリングも利用できません。また、1年間未使用の場合は自動退会となる点にも注意しましょう。
まとめ|デメリットは対策すれば怖くない
LINE WORKSのデメリットの多くは、設定と運用ルールで対策できます。既読・時間外・監視系の不安には、ルールの明文化が特効薬です。
対策の考え方は、次の3つに整理できます。
- 運用・心理系の不満:ルールの明文化で対策
- 機能・プラン系の不満:段階導入とプラン見直し
- 構造的な「話題が混ざる」:スレッド化で根本解決
ただし「話題が混ざって流れる」という構造的なデメリットだけは、運用の工夫では根本解決できません。
この不満が大きい場合は、スレッド機能を使える環境への乗り換え・併用を検討しましょう。Chatworkとスレッドワークの組み合わせも選択肢の1つです。
「あの件どうなった?」を、今日で終わりに。
スレッドワークは、Chatworkにスレッド表示とチャンネルを追加するChrome拡張機能です。
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